育成就労の開始から1年以内に、日本語教育参照枠A1相当の日本語能力を修得し、試験を受けることが求められます。
また、育成就労の目標として、基本的に、3年間を通じて日本語教育参照枠A2.2相当の日本語能力を修得し、試験に合格することが求められます。
では、育成就労のはじめの段階で必要となるA1相当の日本語能力とはどのようなものでしょうか。
文化庁国語科の資料によると、A1の日本語能力については、
「やり取りにおいて、紹介や基本的な挨拶、暇乞いの表現を使うことができる」ということが書かれていました。
ちなみに、A1相当の日本語能力は、日本語能力試験ではN5のレベルになるそうで、
日本語能力試験JLPT公式サイトによると、日本語能力N5では、
〈読む〉
ひらがなやカタカナ、日常生活で用いられる基本的な漢字が読める。
ひらがなやカタカナ、日常生活で用いられる基本的な漢字で書かれた定型的な語句や文、文章を読んで理解することができる。
〈聞く〉
教室や身の回りなど、日常生活の中でもよく出会う場面で、ゆっくり話される短い会話であれば、必要な情報を聞き取ることができる。
と書いてありました。
日本語能力試験公式ウェブサイトでは試験問題例が公開されています。
A1の問題の一例は、
「新しい」が読めるか。
「ほてる」をカタカナで書くとどうなるか?
「ここは〇〇〇です。勉強できません。」〇〇〇に入る言葉を「暗い、しずか、うるさい等」から選ぶ。
のような問題でした。
私達日本人が初めて英語や外国語を習ったときのことを思い出してみてください。
アルファベットを覚えるところから始まり、挨拶、身の回りの物、色、天気、家族、数字などの身近な単語、そして、
Hello. My name is Taro. I am a student. I like dogs. How about you?
など、自己紹介、他己紹介、好きな物事について話せるようになっていったと思います。
日本語能力A1相当とは、おおよそ学び始めの初級レベルと考えていただくと良いかと思われます。
